【初心者向け】ボンドとドライバーで簡単!100均ウッドボックスでスタッキング収納DIY
はじめに:100均ウッドボックスで簡単おしゃれ収納をDIY
「身の回りの小物をすっきり整理したいけれど、収納家具を置くスペースがない」「DIYに興味はあるけれど、難しそうだし時間もない」
そんな方におすすめしたいのが、身近な100円ショップで手に入るウッドボックスを使ったDIYです。今回は、複数のウッドボックスを組み合わせて、重ねて使える便利なスタッキング収納を、ボンドとドライバーだけで作る方法をご紹介します。
このDIYは、ノコギリなどの専門的な工具は不要で、一つあたりの作業時間も短いため、DIYが全くはじめての方でも気軽に取り組めます。必要な工具や材料も手に入れやすく、作業スペースもコンパクトで済みます。ぜひ、この機会にDIYの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
💡 このDIYのおおよその所要時間目安:1個あたり30分〜1時間(乾燥時間を除く) ※複数個作る場合や、塗装などの工程を追加する場合は、それに応じて時間がかかります。
必要な材料と工具
材料
- 100円ショップのウッドボックス:
- 作りたい収納の数やサイズに応じて、同じものやサイズの合うものを複数個用意します。シンプルなデザインのものが加工しやすくおすすめです。
- 木工用ボンド:
- 木材同士をしっかりと接着するために使用します。速乾性のものを選ぶと作業時間が短縮できます。
- 木ネジ:
- ウッドボックスのサイズや厚みに合わせて選びます。長すぎると突き出て危険なため、板の厚みを考慮して適切な長さのものを選んでください。ウッドボックスの板厚の半分より少し長いくらいが目安ですが、事前に板厚を測って確認しましょう。
- (お好みで)サンドペーパー(紙やすり):
- 番手は180〜240番程度の中目のものが扱いやすいです。表面をなめらかにしたり、角の面取りに使います。
- (お好みで)水性塗料、ワックス、ニスなど:
- 完成品の見た目をよりおしゃれにしたり、保護したりするために使用します。初心者には水性塗料がおすすめです。
工具
- プラスドライバー:
- 木ネジのサイズに合うものを用意します。電動ドライバーがあると、作業が格段に楽になります。
- (あれば便利)電動ドライバー用の下穴ドリルビット:
- 細いドリルビットでネジを打つ前に下穴を開けると、木材が割れにくくなります。特に薄い板や端の方にネジを打つ場合に有効です。
- (あれば便利)定規、鉛筆:
- ネジを打つ位置などを正確に決めるために使います。
材料・工具選びのポイント: 100円ショップでもドライバーやサンドペーパーなどが手に入ることがあります。まずはお手頃なものから揃えてみるのも良いでしょう。電動ドライバーは、今後のDIYにも幅広く使えるため、一つ持っていると便利です。
作り方/手順
このチュートリアルでは、ウッドボックスを横に連結して使いやすい収納ユニットを作り、必要に応じて重ねて使えるようにする方法を解説します。今回は2つのウッドボックスを横に連結する例をご紹介します。
- 材料の準備:
- 購入したウッドボックスの表面にバリやささくれがある場合は、サンドペーパーで軽くこすってなめらかにしておきます。
- 特に角の部分は、軽く面取りしておくと安全性が増します。
- 接着面の確認と下穴開け(オプション):
- ウッドボックス同士を横に並べ、接着したい側面を確認します。今回は2つを並べるので、それぞれの内側の側面同士を接着・固定します。
- ネジで固定する位置を決めます。板の上下にそれぞれ1~2箇所ずつ、端から離れた位置に印をつけると良いでしょう。
- 電動ドライバーを使用する場合は、印をつけた位置に下穴ドリルビットで木ネジよりも少し細い穴を深すぎない程度に開けておくと、板割れを防ぎやすくなります。
- 木工用ボンドで接着:
- 接着したい側面に、木工用ボンドを薄く均一に塗ります。つけすぎるとはみ出して汚くなるため注意が必要です。
- ボンドを塗った面同士を正確に合わせ、隙間ができないようにしっかりと密着させます。
- ネジで仮固定・補強:
- ボンドで接着した面がずれないように手で押さえながら、手順2で印をつけた(または下穴を開けた)位置に木ネジをドライバーでゆっくりと打ち込みます。
- ボンドが乾く前にネジで固定することで、より強固に連結できます。ネジを強く締めすぎると板が割れる可能性があるため、抵抗を感じたらそれ以上締め込まないように注意してください。
- ボンドの乾燥:
- ネジで固定したら、木工用ボンドが完全に乾くまで放置します。乾燥時間は製品によりますが、パッケージの表示を確認し、しっかりと時間をかけてください。乾燥が不十分だと強度が落ちます。
- はみ出たボンドは、乾く前に濡らした布で拭き取るか、乾いてからカッターなどで丁寧に削り取ります。
- (お好みで)塗装や装飾:
- ボンドが完全に乾いたら、お好みで塗装やワックスなどで仕上げます。塗装すると、見た目がぐっとおしゃれになり、汚れ防止にもなります。
- 完全に乾くのを待ち、必要であれば取っ手やキャスターなどを取り付けて完成です。
👍 初心者向けのコツ: * ボンドはつけすぎないのが綺麗に仕上げるポイントです。 * 電動ドライバーを使う際は、スピードを遅めに設定し、板に対して垂直にネジを打ち込むように意識すると失敗しにくいです。 * もしネジ打ちで板が割れてしまった場合は、木工用ボンドを割れ目に流し込み、テープなどで固定して乾かせば補修できます。
安全に関する注意点
DIY作業を行う際は、事故や怪我を防ぐために以下の点に特に注意してください。
- 作業場所の確保:
- 広くて平らな、安定した場所で作業を行いましょう。床に傷がつかないようシートなどを敷くと良いです。
- 特にお子様やペットがいるご家庭では、作業中は近づかないように安全な場所を確保するか、別の部屋で待ってもらうなどの配慮をお願いします。使用する工具や材料は、作業中も作業後も、お子様の手の届かない場所に管理してください。
- 工具の正しい使い方:
- ドライバー(電動含む)を使用する際は、ネジのサイズに合ったものを選び、ネジ穴を潰さないように注意しましょう。
- 電動ドライバーを使う際は、軍手などの巻き込まれる可能性のある手袋は使用しないでください。回転部分に巻き込まれる危険があります。
- ネジや釘の取り扱い:
- ネジや釘を踏んだり、落として怪我をしたりしないように、使わない分は安全な場所に置いておきましょう。
- 木ネジが板から突き出ていないか、作業中・作業後によく確認してください。飛び出ている場合は、怪我の原因になります。
- ボンドや塗料の換気:
- 木工用ボンドや塗料を使用する際は、換気をしっかり行いましょう。特に塗料は換気の悪い場所での使用は避けてください。
- 塗料などが皮膚につかないよう、必要に応じて手袋やエプロンを使用してください。
- サンドペーパーの粉塵:
- ヤスリがけをする際は細かい粉塵が出ます。気になる場合はマスクを着用しましょう。
安全に十分配慮して、楽しく作業を進めてください。
完成品のポイントと応用
完成したウッドボックススタッキング収納は、用途に合わせて様々な使い方ができます。
- デスク周りの小物収納: ペンやノート、文房具などを整理するのに便利です。
- キッチンカウンターの整理: スパイスや調味料、カトラリーなどをまとめておくのに役立ちます。
- リビングの飾り棚: 小さな雑貨やグリーンを飾ることで、おしゃれなディスプレイとしても機能します。
- クローゼット内の整理: ハンカチや靴下、アクセサリーなどの小物を種類別に分けて収納できます。
重ねて使えるため、収納量が足りなくなったらボックスを増やして上に積み重ねることも可能です(ただし、高くなりすぎると不安定になるため、重ねる数には注意し、必要であれば固定するなど安全対策を検討してください)。
また、ボックスの向きを変えて縦長に使ったり、仕切り板を追加したり、可愛い取っ手をつけるなど、アレンジの可能性も広がります。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合わせて活用してみてください。
まとめ
今回は、100円ショップのウッドボックスを使った、初心者でも簡単にできるスタッキング収納のDIYをご紹介しました。ボンドとドライバーという身近な材料・工具だけで、実用的でおしゃれな収納家具を作ることができます。
このDIYを通して、「自分で作る楽しさ」や「身近なものが家具に変わる面白さ」を感じていただけたら嬉しいです。これを機に、ぜひ他のDIYにも挑戦してみてください。
このガイドが、あなたのDIYライフの素晴らしいスタートとなりますように。