はじめてのDIY家具ガイド

【初心者向け】ノコギリ不要！カット済み木材とボンドで簡単！おしゃれなリビングゴミ箱目隠しDIY

はじめに

リビングに置かれたゴミ箱、生活感が出てしまい気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。隠したいけれど、DIYは難しそう…と感じている初心者の方でも大丈夫です。

この記事でご紹介するのは、ノコギリを使わず、カット済みの木材と木工用ボンドを主に使って、リビングのゴミ箱をおしゃれに目隠しできる簡単なDIYです。お好きな色にペイントすれば、お部屋のインテリアにも馴染みます。乾燥時間を除けば、作業時間は1〜2時間程度で完成させることができます。

必要な材料も少なく、基本的な工具で取り組めますので、ぜひチャレンジしてみてください。

必要な材料と工具

このDIYで必要となる材料と工具をリストアップします。基本的なものばかりですので、ホームセンターや100円ショップなどで揃えることができます。

材料

• カット済み木材（板材）: ご自宅のゴミ箱のサイズに合わせて、底面、側面（4枚）になる板を用意します。ホームセンターの木材カットサービスを利用すると便利です。木材の種類はお好みですが、扱いやすい杉材やパイン材などがおすすめです。厚みは1cm～1.5cm程度が良いでしょう。
  • ポイント: ゴミ箱をすっぽり覆えるように、内寸がゴミ箱の外寸より少し大きくなるように板のサイズを計算してください。また、ゴミ箱を出し入れしやすいように、箱状ではなく、コの字型や四面で囲むデザインでも構いません。今回は四面を囲む箱状（天板なし、または乗せるだけ）を想定して説明します。
• 木工用ボンド: 強力な木工用ボンドを用意します。速乾性のものを選ぶと作業が早く進みます。
• サンドペーパー: 木材のささくれや角を滑らかにするために使用します。番手は120番程度で十分です。
• 塗料: お好みの水性塗料（ペンキ、ニスなど）を用意します。水性塗料は扱いやすく、乾燥も比較的早いため初心者におすすめです。
• 新聞紙または養生シート: 作業場所を汚さないために使います。

工具

• ハケまたはローラー: 塗料を塗るために使用します。
• 軍手: 作業中の怪我や汚れを防ぎます。
• マスキングテープ: 塗装時に塗り分けたい場合や、接着時に仮止めに使います。
• ウエス（布）: はみ出たボンドを拭き取ったり、塗装後の拭き取りなどに使います。
• （あると便利）クランプまたは重し: 木材を接着する際にしっかりと固定するために使います。

作り方/手順

さあ、実際にゴミ箱目隠しを組み立てていきましょう。

1. 木材の準備

   • 購入したカット済み木材の切り口や表面にささくれがないか確認します。
   • もしささくれがあれば、サンドペーパーで優しく擦って滑らかにします。全ての角も軽くサンドペーパーで擦り、丸みを持たせると怪我の防止になります。

2. 仮組みと接着

   • 底板の上に側面板を立ててみて、サイズが合うか、組み合わせ方が正しいかを確認します。
   • 接着する面に木工用ボンドを塗ります。ボンドはつけすぎるとはみ出して汚くなるため、適量を均一に塗るのがコツです。
   • ボンドを塗った面同士を貼り合わせ、正確な位置に固定します。
   • はみ出たボンドはすぐにウエスで拭き取ります。
   • クランプがあれば、対角に挟んでしっかりと固定します。クランプがない場合は、重しを乗せたり、マスキングテープで仮止めしたりして、木材がずれないように固定します。
   • これを繰り返し、箱状に組み立てます。

3. ボンドの乾燥

   • 組み立てた木材がしっかりと接着されるまで、取扱説明書に従って指定された時間、しっかりと乾燥させます。完全に乾く前に力を加えると、ずれたり外れたりする原因になります。

4. サンディング（研磨）

   • ボンドが完全に乾いたら、全体の表面をサンドペーパーで優しく擦ります。特に接着部分の段差や、触れる可能性のある角などを重点的に磨き、滑らかにします。
   • サンディングで出た木くずをウエスなどで綺麗に拭き取ります。

5. 塗装

   • 新聞紙や養生シートを敷き、作業場所を確保します。
   • 塗料をよく混ぜます。
   • ハケやローラーを使い、木材の木目に沿って塗料を薄く均一に塗っていきます。一度に厚塗りせず、薄く重ね塗りするのが綺麗に仕上げるコツです。
   • 塗料が乾いたら、必要であれば二度塗り、三度塗りをします。重ね塗りする際は、一度塗りが完全に乾いていることを確認してください。
   • ポイント: 塗装前に木材保護塗料（プライマー）を塗ると、塗料の発色が良くなり、耐久性も増します。

6. 塗料の乾燥

   • 塗料が完全に乾くまで、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。塗料の種類によって乾燥時間が異なりますので、取扱説明書を確認してください。

7. 完成

   • 塗料が完全に乾いたら、ゴミ箱にかぶせれば完成です。

安全に関する注意点

DIYを安全に進めるために、以下の点に注意してください。

• 作業場所: 十分なスペースを確保し、安定した場所で作業を行ってください。床に新聞紙や養生シートを敷き、汚れ防止と滑り止めを行います。
• 換気: 塗料を使用する際は、必ず窓を開けるなどして十分に換気を行ってください。締め切った空間での作業は気分が悪くなる可能性があります。
• 工具の扱い: 今回使用する工具は比較的安全ですが、サンドペーパーで手を擦ったり、ハケで目を突いたりしないよう、注意して使用してください。
• 子どもの安全: 小さな子どもがいるご家庭では、作業中や材料の管理に十分注意してください。塗料やボンドの誤飲、工具による怪我などが起きないよう、子どもの手の届かない場所で作業・保管を行ってください。
• 塗料の選択: 屋内で使用するものなので、安全基準を満たした水性塗料や自然塗料など、人体に無害なものを選ぶことをおすすめします。特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、成分をよく確認してください。
• 木くず: サンディングで出た木くずは目に入ると危険ですので、作業後は丁寧に掃除してください。

完成品のポイントと応用

完成したゴミ箱目隠しは、リビングの印象をすっきりとさせてくれるだけでなく、天板にちょっとした小物やグリーンを飾るスペースとしても活用できます。

また、今回の基本的な作り方を応用すれば、サイズの違うゴミ箱に合わせて作ったり、別の場所で使う収納ケースとしても活用できます。側面に簡単な飾り付けをしたり、ステンシルで文字を入れたりするアレンジも楽しいでしょう。

まとめ

今回は、カット済み木材とボンドを使って、初心者の方でも簡単にできるおしゃれなリビングゴミ箱目隠しのDIYをご紹介しました。

ノコギリを使わないため、初めてのDIYでも気軽に取り組めます。お部屋の雰囲気に合わせて色を選べば、既製品にはない自分だけのおしゃれな家具が完成します。

ぜひ、このDIYで、リビングをさらに快適な空間にしてみてください。次のDIYへの第一歩としてもおすすめです。