【初心者向け】ノコギリ不要!ボンドで作る簡単おしゃれなリモコン&小物スタンドDIY
はじめに:リビングの小物、すっきり収納しませんか?
テレビのリモコン、エアコンのリモコン、メガネ、ペン...。リビングのテーブルや棚の上に散らかりがちな小物類は、気が付くとごちゃっとしてしまいがちです。特に小さなお子様がいるご家庭では、安全に整理整頓しておきたいものですよね。
そこで今回は、「はじめてのDIY家具ガイド」が初心者の方におすすめする、簡単でおしゃれなリモコン&小物スタンドのDIYをご紹介します。ノコギリやドライバーは使いません。ホームセンターなどでカット済みの木材と木工用ボンドがあれば完成します。
リビングのちょっとしたスペースに置けるコンパクトなサイズで、お好みの色に塗ればお部屋のインテリアにも馴染みます。実作業時間は約60分(ボンドの乾燥時間は含みません)と短時間で完成しますので、忙しい日々の中でも挑戦しやすいのではないでしょうか。ぜひ、このリモコン&小物スタンドDIYで、リビングをすっきりさせてみてください。
必要な材料と工具
このDIYで必要になる材料と工具は以下の通りです。特別なものは必要ありません。
材料
- カット済みの木材:
- 底板用、側板用、仕切り板用として、厚み1cm程度の扱いやすい木材をご用意ください。ホームセンターで必要なサイズにカットしてもらうのがおすすめです。
- 例として、完成サイズを幅25cm、奥行き10cm、高さ10cmとする場合、以下のサイズにカットしてもらいます。
- 底板: 25cm × 10cm (1枚)
- 側板: 10cm × 10cm (2枚)
- 背板: 25cm × 10cm (1枚)
- 仕切り板: 10cm × 8cm 程度 (数枚、収納したいものに合わせて調整)
- パイン材など、柔らかく加工しやすい木材が初心者にはおすすめです。
- 100円ショップの木材でも代用可能ですが、サイズや厚みが規格化されているため、デザインの自由度は少し制限される場合があります。
- 木工用ボンド:
- 一般的な木工用ボンドで十分です。乾燥すると透明になるものがきれいに仕上がります。
- サンドペーパー(任意):
- 接着面や木材の表面をなめらかにするために使用します。中目(#120〜#240程度)と細目(#400程度)があると便利です。
- 塗料(任意):
- お好みの色で塗装する場合に使用します。水性塗料は匂いが少なく、乾燥も早いのでおすすめです。
工具
- 定規、鉛筆:
- 組み立て位置に印をつけるために使用します。
- ヘラまたは不要になったプラスチックカード(ボンドを均一に塗る用):
- ボンドをきれいに伸ばすためにあると便利です。なければ割り箸などで代用できます。
- ウエス(布切れ):
- はみ出たボンドを拭き取るために使用します。濡らしたものを準備しておくと良いでしょう。
- クランプ(任意):
- 木材をしっかりと固定し、接着強度を高めるために使用します。必須ではありませんが、あればよりきれいに仕上がります。クランプがない場合は、本などの重しで代用することも可能です。
作り方/手順
いよいよDIYのスタートです。落ち着いて、一つずつ手順を進めていきましょう。
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木材の準備と確認
- 購入したカット済みの木材が、リスト通りのサイズになっているか確認します。
- もし木材の表面や切り口にざらつきがある場合は、サンドペーパー(中目)で軽く磨いておくと、ボンドの接着力が高まり、仕上がりもきれいになります。(この工程は任意ですが、仕上がりを重視する場合はおすすめです。)
- 特に角は軽くサンドペーパーをかけると、怪我防止にもなります。
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組み立て位置の確認と印つけ
- 底板の上に側板と背板をどのように配置するか決めます。
- 鉛筆で、木材を接着する位置に薄く印をつけておくと、ボンドを塗る際に迷いません。
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側板と背板の接着
- まずは底板の片方の端に、側板を垂直に立てて接着します。
- 接着する面に木工用ボンドを適量塗り、ヘラなどで薄く均一に伸ばします。端までしっかりボンドが行き渡るようにします。
- 木材を貼り合わせ、位置を調整します。
- はみ出たボンドは、濡らしたウエスですぐに拭き取ります。
- もう一方の側板と背板も同様に接着します。コの字型に底板の上に貼り付けるイメージです。
- この時、クランプがあれば木材を挟んで固定します。クランプがない場合は、直角になるように手でしばらく押さえるか、本などを重しとして乗せて固定します。
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仕切り板の取り付け(任意)
- リモコンや小物に合わせて仕切りをつけたい場合は、仕切り板を好きな位置に取り付けます。
- 底板と背板、必要であれば側板や他の仕切り板にボンドを塗り、仕切り板を垂直に立てて接着します。
- ここでもクランプや重しを使って、しっかりと固定します。
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ボンドの乾燥
- 全ての木材を接着したら、ボンドが完全に乾燥するまで待ちます。必要な乾燥時間はボンドの種類や塗布量、環境によって異なりますが、通常は数時間から一日程度です。
- 取扱説明書を確認し、しっかりと乾燥させることが重要です。乾燥が不十分だと、強度が弱くなってしまいます。
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表面の仕上げ(任意)
- ボンドが完全に乾燥したら、全体のざらつきや接着面をサンドペーパー(細目)で丁寧に磨き、なめらかに整えます。
- その後、お好みの色で塗装を行います。塗装する場合は、塗料の注意書きに従い、換気の良い場所で作業してください。二度塗りすると、よりきれいな色に仕上がることが多いです。
安全に関する注意点
DIYを安全に楽しむために、以下の点に注意して作業を進めてください。
- 作業場所: 換気が良く、平らで安定した場所を選びましょう。新聞紙やブルーシートなどを敷くと、床やテーブルを汚す心配がありません。小さなお子様やペットがいる場合は、作業中は近づけないように安全を確保してください。
- 工具の扱い: サンドペーパーを使用する際は、木くずが目に入らないように注意しましょう。必要であれば保護メガネを着用してください。クランプを使用する際は、指を挟まないように注意して操作してください。
- ボンドの扱い: ボンドは目や皮膚につかないように注意してください。もし付着した場合は、すぐに水で洗い流してください。使用後はしっかりと蓋を閉め、お子様の手の届かない場所に保管してください。
- 塗料の扱い: 塗料を使用する場合は、製品に記載されている注意書きをよく読んでください。特に油性塗料は揮発性有機化合物(VOC)を含む場合があるため、必ず換気の良い場所で使用し、必要に応じてマスクや手袋を着用してください。水性塗料は比較的安全ですが、それでも換気は重要です。子供向けや屋内用の安全基準を満たした塗料を選ぶとより安心です。
- 完成品の確認: ボンドや塗料が完全に乾燥していることを十分に確認してから使用してください。また、角が鋭利になっていないか、バリが残っていないかなどを触って確認し、必要であればサンドペーパーでなめらかにしてください。
完成品のポイントと応用
完成したリモコン&小物スタンドは、リビングテーブルの上やテレビ台の横など、様々な場所で活躍します。
- 使い方の工夫: リモコンを立てて収納すれば、使いたい時にすぐに取り出せます。仕切り板の幅を調整すれば、メガネやペン、スマホ、小さなお菓子など、様々なものをまとめて収納できます。
- アレンジアイデア:
- 側面や前面にステンシルで文字や模様を入れる。
- 取っ手や装飾用の小さな金具を取り付ける。
- 複数のスタンドを作り、並べたり、重ねて段違いの収納にする(ただし重ねる場合は安定性を十分確認してください)。
シンプルながら、収納するものや場所に合わせて自由な使い方ができるのが魅力です。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合わせて活用してみてください。
まとめ
今回は、ノコギリやドライバーを使わずに、ボンドだけで簡単にできるリモコン&小物スタンドのDIYをご紹介しました。カット済みの木材を使えば、難しい工程はなく、初心者の方でも比較的短時間で完成させることができます。
DIYは、身の回りのものを自分好みにアレンジしたり、暮らしをもっと快適にするための素晴らしい手段です。この小さなスタンド作りを通して、DIYの楽しさを少しでも感じていただけたなら幸いです。
「はじめてのDIY家具ガイド」では、これからも初心者の方が安心して挑戦できる簡単でおしゃれなDIYアイデアをご紹介していきます。ぜひ、次のDIYにもチャレンジしてみてください。