【初心者向け】ノコギリ不要!壁に立てかけるだけの簡単おしゃれ飾り棚DIY
はじめてでも大丈夫!立てかけるだけの簡単おしゃれ飾り棚DIY
お部屋にちょっとしたスペースがあれば、お気に入りの小物を飾ったり、グリーンを置いたりして、空間を彩りたいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。でも、「DIYは難しそう」「工具を使うのは不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事でご紹介するのは、ノコギリを使わずに、ホームセンターで購入した木材を組み立てるだけで完成する、壁に立てかけるタイプの簡単おしゃれ飾り棚です。特別な技術は不要で、短時間で作ることができます。壁に固定しないため、賃貸住宅でも比較的取り入れやすいのが魅力です。
今回は、約1時間~1時間半で完成できる飾り棚の作り方をご紹介します。道具の扱いが不安な方、忙しいけれどお部屋を少しだけ模様替えしたい方にぴったりのDIYです。
必要な材料と工具
この飾り棚を作るために必要な材料と工具は以下の通りです。ホームセンターなどで手軽に揃えられます。
材料
- 木材(杉やパイン材などがおすすめ):
- 長さ120cm、幅5cm、厚さ1.5cm程度の板材:2本(支柱用)
- 長さ25cm、幅5cm、厚さ1.5cm程度の板材:3〜4本(棚板用)
- 補足: 棚板の枚数は、飾りたいものの量やデザインの好みに合わせて調整してください。今回は3枚として説明します。
- 木工用ボンド:適量
- 必要に応じて、細めの木ネジ:数本(ボンドだけでは不安な場合の補強用)
- サンドペーパー(180番、240番程度): 木材の表面を滑らかにするために使用します。
工具
- メジャーまたは定規
- 鉛筆
- クランプ(木材を固定する道具): 組み立て時に木材を安定させるためにあると便利ですが、必須ではありません。
- プラスドライバー(木ネジを使用する場合のみ): 手動のもので十分です。
- ウエス(布): 余分なボンドを拭き取ったり、塗装をする場合に使用します。
- (お好みで)塗料、ハケまたはローラー、ビニールシートなど: 塗装して色や雰囲気を変えたい場合に使用します。
材料選びとカットのヒント
使用する木材は、軽くて加工しやすい杉やパイン材が初心者の方には扱いやくておすすめです。ホームセンターの木材コーナーで、必要なサイズにカットしてもらうとノコギリを使わずに済みます。設計図を見せてカットを依頼しましょう。カット代がかかる場合もありますが、安全で正確な作業のためにおすすめです。
作り方/手順
さあ、材料が揃ったら実際に飾り棚を作ってみましょう。焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことが成功の鍵です。
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木材の準備(研磨)
- カット済みの木材の切り口や表面を、サンドペーパーで丁寧に研磨します。まずは180番である程度滑らかにし、次に240番でさらにきれいに仕上げましょう。角ばっている部分を少し丸く面取りすると、見た目が優しくなり、手触りも良くなります。
- 研磨で出た木くずを、ウエスなどでしっかり拭き取ります。
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棚板の位置決め
- 支柱となる長い板材2本を用意し、立てかけたい角度を想定して間隔を決めます。(例:下側が約40cm、上側が約30cmなど)
- 棚板を取り付けたい位置を、メジャーと鉛筆を使って印をつけます。床からの高さや棚板間の間隔を決めましょう。バランスを見ながら調整してください。今回は3枚の棚板を、床から20cm、50cm、80cmの高さに取り付けると仮定して進めます。
- 支柱2本に、それぞれ同じ高さで正確に印をつけることが重要です。
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組み立て(ボンド付け)
- 棚板にする短い板材の側面に木工用ボンドを塗ります。塗りすぎるとはみ出して汚れてしまうので、適量を均一に塗り広げましょう。
- 位置決めした印に合わせて、支柱と棚板をボンドで接着します。棚板が支柱に対して直角になるように注意しながら貼り付けます。
- 全ての棚板を同じように接着します。
- 補強: ボンドだけでは不安な場合や、少し重いものを置く予定がある場合は、ボンドが乾く前に木ネジで固定します。棚板の外側から支柱に向かって、下穴を開けずに直接ネジを揉み込める細めの木ネジを選びましょう。(下穴を開ける工具があればより安全です)
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乾燥と固定
- ボンドが完全に乾くまで、クランプなどで固定するか、安定した場所で動かさないように立てかけて置きます。ボンドの種類によりますが、完全に硬化するまでには数時間から一日かかる場合があります。パッケージの表示を確認してください。
- ボンドが乾いたら、はみ出したボンドをカッターなどで丁寧に取り除きます。
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仕上げ(塗装など、任意)
- 必要に応じて、全体をもう一度軽くサンドペーパー(240番など)で研磨し、木くずを拭き取ります。
- お好みの塗料(水性塗料が扱いやすいです)で塗装します。一度に厚塗りせず、薄く塗り重ねるのがコツです。塗装する場合は、必ず換気の良い場所で行い、床が汚れないようにビニールシートなどを敷きましょう。
安全に関する注意点
DIYを安全に行うために、以下の点に注意してください。
- 作業場所: 換気が良く、平らで安定した広い場所を選びましょう。小さなお子様やペットが近づかないように配慮してください。
- 工具の扱い: ドライバーなどを使用する際は、滑って手を傷つけないように注意してください。電動工具を使う場合は、取扱説明書をよく読み、安全な使い方を理解してから使用しましょう。
- ボンド・塗料: ボンドや塗料を使用する際は、パッケージに記載された注意書きをよく読んでください。皮膚につかないように注意し、換気を十分に行ってください。特に小さなお子様がいるご家庭では、作業中は触らせないようにし、保管場所にも配慮が必要です。
- 研磨: サンドペーパーで研磨する際に出る木くずは吸い込まないように注意してください。
- 完成品の設置: 立てかけ式の棚は、壁と床で支える構造です。必ず安定した壁面に、棚が滑り落ちたり転倒したりしないようにしっかりと立てかけてください。棚が傾いたり、不安定な場合は使用を中止してください。小さなお子様がいるご家庭では、棚の上に重いものや割れやすいものを置かない、棚自体に寄りかかったり登ったりしないように注意を促すなど、転倒防止策と安全対策を徹底してください。家具転倒防止グッズなどを活用するのも一つの方法です。
完成品のポイント/応用
完成した飾り棚は、お部屋のちょっとしたスペースに立てかけるだけで、おしゃれなディスプレイ空間が生まれます。お気に入りの写真立て、小さな観葉植物、雑貨などを飾るのにぴったりです。
棚板の間隔を調整したり、棚板の数を増やしたり減らしたりすることで、様々なサイズのものを飾れるようにアレンジできます。また、フックを取り付けて鍵やアクセサリーをかけるスペースにしたり、色を塗って雰囲気を変えたりと、自分だけのオリジナルの飾り棚にアレンジするのも楽しいでしょう。
まとめ
今回は、ノコギリを使わずに、ホームセンターのカットサービスとボンドを活用して作る、簡単でおしゃれな立てかけ飾り棚のDIYをご紹介しました。DIYがはじめての方でも、丁寧に行えばきっと素敵な飾り棚が完成するはずです。
この飾り棚作りを通して、DIYの楽しさや手軽さを感じていただけたら幸いです。ぜひ、世界に一つだけのオリジナル飾り棚作りを楽しんでみてください。そして、これを機に、さらに様々なDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。