はじめてのDIY家具ガイド

【初心者向け】ファイルボックスとボンドで簡単!おしゃれな引き出し収納DIY

Tags: DIY, 初心者向け, 収納, ファイルボックス, 簡単DIY

はじめに:ファイルボックスで手軽に引き出し収納をDIY

デスク周りの小物や、棚の中の整理整頓に役立つ引き出し収納。市販品も良いですが、サイズが合わなかったり、デザインが好みでなかったりすることもあるかもしれません。

そこで今回は、身近な「ファイルボックス」を活用した、簡単でおしゃれな引き出し収納のDIY方法をご紹介します。ノコギリを使わず、木工用ボンドをメインに組み立てるので、DIYがはじめての方でも挑戦しやすい内容です。

このDIYの所要時間目安は、約1時間〜1時間半程度です(ボンドの乾燥時間は除く)。手軽に作れるのに実用的な引き出し収納、ぜひ挑戦してみてください。

用意するもの:材料と工具

特別なものは必要ありません。ホームセンターや100円ショップで手に入る材料と基本的な工具で作ることができます。

材料

工具

作り方:簡単引き出し収納のステップ

ここでは、カット済みの木材で簡単な箱型の枠を作り、そこに加工したファイルボックスを収める方法を例にご説明します。

ステップ1:材料の準備と木材の下準備

木材の切り口や角は、ささくれがあると危険です。サンドペーパーを使って、触っても安全なように角を軽く丸める(面取りをする)作業をしてください。特に、お子さんが使用する可能性がある場合は、念入りに行いましょう。

ステップ2:引き出し本体(ファイルボックス)の加工

段ボール製のファイルボックスを横向きにして引き出しとして使う場合、前面となる部分以外の上部などをカッターナイフで切り取る加工が必要になります。カッターナイフを使う際は、下にカッターマットを敷き、刃の出しすぎに注意して、安定した場所で作業してください。プラスチック製の場合は、そのまま使うか、必要な部分だけをカットします。

ステップ3:枠組みとなる箱の組み立て

準備したカット済みの木材を、作りたい引き出し収納のサイズに合わせて箱状に組み立てます。

  1. 木材の接着面に木工用ボンドを適量塗ります。ボンドは付けすぎるとはみ出して綺麗に仕上がりにくくなるため注意が必要です。
  2. ボンドを塗った面同士を正確に合わせて接着します。
  3. ボンドが乾くまでの間、クランプやマスキングテープを使ってしっかりと固定します。クランプがない場合は、本などの重しを乗せて圧をかける方法でも固定できます。

ステップ4:ボンドが完全に乾くのを待つ

ボンドのパッケージに記載されている乾燥時間を確認し、しっかりと乾かします。完全に乾かないうちに動かすと、組み上げた箱が歪んでしまうことがあります。

ステップ5:引き出し(ファイルボックス)を枠に入れる

ボンドが完全に乾いたら、加工したファイルボックスを枠組みの中に入れてみましょう。スムーズに出し入れできるか確認してください。もし引っかかる場合は、ファイルボックスのサイズを再確認するか、枠の内側を軽くサンドペーパーで削るなどの微調整が必要になる場合があります。

ステップ6:(必要に応じて)塗装や取っ手の取り付け

枠組みやファイルボックスに塗装をすることで、お部屋の雰囲気に合わせたおしゃれな引き出し収納に仕上がります。塗装する場合は、風通しの良い場所で作業し、塗料の注意書きに従ってください。

ファイルボックスに取っ手を取り付けると、より使いやすくなります。取っ手の種類に合わせて、木工用ボンドで貼り付けたり、ネジやボルトで固定したりしてください。ネジなどを使う場合は、ファイルボックスの素材によっては貫通してしまうことがあるため、裏側も確認しながら作業を進めましょう。

これで、ファイルボックスを使った簡単引き出し収納の完成です。

安全に関する注意点

DIYを楽しむ上で、安全確保は非常に重要です。特に小さなお子さんがいるご家庭では、以下の点に注意して作業してください。

完成品のポイントと応用アイデア

このファイルボックス引き出し収納は、さまざまな場所で活躍します。

ファイルボックスの素材(段ボール、プラスチック、布など)や色を変えたり、枠組みをツートンカラーにしたりと、アレンジ次第でオリジナリティあふれる収納家具を作ることができます。また、同じものをいくつか作って積み重ねれば、必要な段数にカスタマイズすることも可能です。

まとめ

今回は、ファイルボックスと木工用ボンドを使った簡単な引き出し収納のDIYをご紹介しました。難しい工具や高度な技術は不要で、短い時間で実用的な家具が完成します。

「はじめてのDIY家具ガイド」では、このように初心者の方でも手軽に挑戦できるDIYアイデアを多数ご紹介しています。ぜひ他の記事も参考にしていただき、ご自身のペースでDIYを楽しんでいただければ幸いです。

次に挑戦するDIYのインスピレーションに、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。