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【初心者向け】ノコギリ不要!簡単おしゃれな玄関ベンチ(収納付き)DIY

Tags: 玄関, ベンチ, 収納, DIY, 初心者

玄関は家の顔であり、毎日使う場所です。靴の脱ぎ履きがスムーズにできるだけでなく、ちょっとした収納があると非常に便利です。特に小さなお子さんがいるご家庭では、座って靴を履ける場所があると助かります。

この記事では、DIY初心者の方でも安心して取り組める、ノコギリを使わない簡単でおしゃれな玄関ベンチ(収納付き)の作り方をご紹介します。必要な材料はホームセンターでカットしてもらうので、難しい工程はありません。ドライバーがあればすぐに始められます。

このDIYの所要時間目安は、乾燥時間を除いて実作業時間2時間程度です。材料の準備や塗料の乾燥時間を含めると、半日〜1日で完成を目指せます。

なぜこの玄関ベンチDIYが初心者におすすめなのか

必要な材料と工具

この玄関ベンチを作るために必要な材料と工具は以下の通りです。

材料

工具

作り方/手順

さあ、実際に玄関ベンチを作ってみましょう。

ステップ1:木材の準備と下準備

  1. 木材のカット依頼: ホームセンターで用意した寸法リストを見せ、必要な木材をカットしてもらいます。正確な寸法を伝えることが重要です。
  2. サンディング(ヤスリがけ): カットされた全ての木材の表面と角をサンドペーパーで丁寧に研磨します。特に角は、手で触れたときに引っかかりがないように念入りに磨くと、安全性が高まります。木くずはしっかりと払い落とします。

ステップ2:組み立て開始

  1. 側板と底板の取り付け: まず、側板2枚の間に底板を取り付けます。底板を取り付ける高さは、ベンチの強度や収納スペースの高さに合わせて決めますが、床から少し浮かせるのが一般的です(例: 床から5cm程度)。

    • 鉛筆で側板の内側に底板を取り付ける位置に印をつけます。
    • 木工用ボンドを底板の側面に塗布し、印をつけた位置に合わせて側板に貼り付けます。クランプで固定するか、手で押さえて仮止めします。
    • 側板の外側から、底板に向かって木ネジを打ち込み、しっかりと固定します。ネジを打つ前に、下穴を開けておくと木割れを防げます。
  2. 仕切り板の取り付け(任意): 収納スペースを区切りたい場合は、底板の上に仕切り板を取り付けます。

    • 取り付けたい位置を決め、底板と座面(この時点ではまだ取り付けていませんが、仕切り板の上端が座面に当たることを想定)に印をつけます。
    • 仕切り板の底面にボンドを塗り、底板に貼り付けます。必要であれば、側板やもう一枚の仕切り板にもボンドで接続します。
    • 側板から仕切り板に向けてネジで固定するか、L字金具などで固定する方法もあります。

ステップ3:座面の取り付け

  1. 座面と本体の接合: 組み立てた本体(側板、底板、仕切り板)の上に座面を乗せます。
  2. ボンドで仮固定: 座面と本体の接合部分に木工用ボンドを塗布し、位置を正確に合わせて乗せます。
  3. ネジで固定: 座面を下から、または上から木ネジで本体に固定します。座面の上からネジを打つ場合は、ネジ頭が沈むように皿取り加工をすると見た目がきれいです。側板や仕切り板の上部から座面に向かってネジを打ち込み、全体をしっかりと固定します。

ステップ4:仕上げ(サンディングと塗装)

  1. 最終サンディング: 組み立てが終わったら、もう一度全体をサンディングします。特にネジを打った箇所や角、表面の凹凸を滑らかにします。木くずを丁寧に除去します。
  2. 塗装: 塗料を使う場合は、この段階で行います。ワックスで木材の風合いを生かしたり、水性塗料でカラフルに仕上げたり、ニスで保護したり、お好みのものを選びます。塗装前に、塗料缶の指示に従い、必要であれば下地処理を行います。通気性の良い場所で作業し、しっかりと乾燥させます。

ステップ5:完成

塗料が完全に乾燥したら、玄関ベンチの完成です。設置場所に置いて、使い心地を試してみてください。

安全に関する注意点

DIY作業を安全に行うためには、以下の点に十分注意してください。

完成品のポイントと応用アイデア

完成した玄関ベンチは、靴を履くときの補助になるだけでなく、ちょっとした荷物を置いたり、飾り棚として使ったりと様々な用途に使えます。

まとめ

今回は、ノコギリを使わずに、カット済み木材とドライバーだけで簡単にできる、収納付きの玄関ミニベンチの作り方をご紹介しました。DIY初心者の方でも、手順通りに進めればきっと素敵なベンチが完成するはずです。

自分で作った家具が日々の暮らしの中で活躍してくれるのは、DIYの大きな喜びです。この玄関ベンチをきっかけに、ぜひ他の簡単なDIYにも挑戦してみてください。安全に注意しながら、DIYのある暮らしを楽しんでいただければ幸いです。