ドライバーだけで簡単!壁につけるおしゃれなキーフック付き飾り棚DIY
はじめてのDIYにおすすめ!簡単おしゃれなキーフック付き飾り棚
毎日の生活で、ついつい置き場所に困る鍵や小さな小物はありませんか?玄関に置くと散らかって見えたり、必要な時に見つからなかったり...。そんなお悩みを解決してくれるのが、壁に取り付けるキーフック付き飾り棚です。
今回ご紹介するのは、DIYがはじめての方でもドライバー1本で作れる、とても簡単な方法です。ノコギリを使わない、カット済みの木材を想定しています。所要時間目安は、およそ1時間から2時間です。これなら、忙しい時間の合間でも気軽に取り組めるのではないでしょうか。
壁をおしゃれに飾りながら、鍵やちょっとした郵便物などをまとめておける実用的な棚を、ご自身の手で作ってみませんか。
必要な材料と工具
このDIYで使う材料と工具は、どれもホームセンターや100円ショップなどで手軽に揃うものばかりです。
材料
- 棚板になる木材: 1枚
- お好みのサイズで、すでにカットされているものを選びましょう。集成材やパイン材などが扱いやすくおすすめです。厚みは1cm~1.5cm程度が安定しやすいです。
- フック: 3個〜5個程度(お好みで)
- 鍵をかけるためのものです。デザインや素材(金属、木製など)は、棚全体の雰囲気に合わせて選びましょう。ビスで固定するタイプを選んでください。
- 壁に取り付けるための金具: 2個
- L字金具や三角吊りカンなど、壁への取り付け方法に合ったものを選びます。今回はL字金具を例に進めます。
- ビス:
- フックを取り付けるためのビス(フックに付属していることが多いです)
- 壁に取り付けるための金具を木材に固定するビス(金具のサイズに合ったもの)
- 壁に取り付けるためのビス(壁の下地材などに固定するためのもの。壁の種類に合わせて選びます)
- 必要に応じて:
- 木工用ボンド(金具の補強や、木材を組み合わせる場合に使用)
- 水性塗料やワックス(お好みで色を付けたい場合)
工具
- プラスドライバー:
- ビスのサイズに合ったものを選びましょう。電動ドライバーがあると、ビス止め作業が楽になりますが、手動でも十分可能です。
- 定規またはメジャー
- 鉛筆
- 水平器(またはスマートフォンの水平器アプリ)
- 必要に応じて:
- キリ(ビスを打つ位置に浅く穴を開けると、ビスがずれにくくなります)
- 紙やすり(木材の角や表面を滑らかにしたい場合)
作り方/手順
ここでは、カット済みの棚板にフックを取り付け、L字金具で壁に固定する方法を説明します。
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材料と工具の確認
- 必要な材料と工具が全て揃っているか確認します。
- 木材の表面が荒れている場合は、必要に応じて紙やすりで軽く整えてください。
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フックを取り付ける位置を決める
- 棚板の裏側または下になる面に、フックを取り付ける位置を鉛筆で印付けします。
- フックの数やサイズに合わせて、等間隔に配置すると見た目がきれいです。端から何センチ、フックとフックの間は何センチ、というように具体的に印をつけましょう。
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フックを取り付ける
- 手順2で印をつけた位置に、フックをビスで固定します。
- キリで浅く下穴を開けておくと、ビスがまっすぐに入りやすくなります。
- ドライバーを使って、ビスを締めます。木材が割れないように、無理な力は入れすぎないよう注意してください。電動ドライバーを使う場合は、締めすぎに注意が必要です。
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壁に取り付けるための金具を棚板に固定する
- 棚板の裏側、壁に接する面にL字金具を取り付ける位置を決めます。棚板の両端から数センチ内側に入れると安定しやすいです。
- 鉛筆でビス穴の位置を印付けします。
- キリで下穴を開け、L字金具をビスでしっかりと棚板に固定します。必要に応じて木工用ボンドも併用すると強度が増します。
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壁に取り付ける
- 棚を取り付けたい壁の位置を決めます。玄関のドア脇やリビングの壁など、使いやすい場所を選びましょう。
- 棚を実際に壁に当てて、鉛筆でL字金具のビス穴の位置を壁に印付けします。棚が水平になるように、水平器を使って確認しながら印をつけましょう。
- 印をつけた位置に、壁用のビスを使ってL字金具を固定します。この際、壁の構造(石膏ボードか、柱などの木材があるかなど)を確認し、しっかりと固定できる場所を選んでください。可能であれば、壁の裏にある柱などの下地材に固定するのが最も安全で頑丈です。下地センサーなどがあると便利ですが、まずは壁を軽く叩いて音の違いで下地を探す方法もあります。
- ビスでしっかりと固定できたら、完成です!
安全に関する注意点
DIY作業を安全に行うために、以下の点に十分ご注意ください。
- 工具の取り扱い:
- ドライバーは、ビスのサイズに合ったものを使用し、無理な力を加えすぎないようにしましょう。ビスが滑って怪我をする可能性があります。
- 電動ドライバーを使用する場合は、取扱説明書をよく読み、回転する部分に手や衣服が巻き込まれないよう注意してください。
- キリなど先の尖った工具を使う際は、周囲や手元に十分注意して使用してください。
- 作業場所:
- 作業を行う場所は、整理整頓し、十分なスペースを確保してください。
- 小さなビスや部品は、床に落とすと危険です。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、誤飲の危険がありますので、作業中は手の届かない場所で保管し、作業後には必ず全て片付けましょう。
- 壁への取り付け:
- 最も重要なのは、棚を壁にしっかりと固定することです。落ちてくると大変危険です。
- 取り付けたい壁の構造を確認し、ビスや金具がしっかりと効く場所(柱や間柱などの下地材がある場所)を選んでください。石膏ボードのみの壁に重いものを飾る場合は、専用のアンカーやフックを使用する必要がありますが、今回の簡単な棚であれば、下地材への固定が推奨されます。
- 棚を取り付けた後、少し揺らしてみてぐらつきがないか必ず確認してください。
- 棚に重すぎるものを載せないように注意しましょう。
完成品のポイントと応用
完成したキーフック付き飾り棚は、玄関で鍵や小物を置く場所としてだけでなく、様々な場所で活躍します。
- 玄関: 鍵、印鑑、ペン、ちょっとしたメモなどを置く定位置に。
- リビング: お気に入りの小さな雑貨や観葉植物を飾り、下のフックにはリモコンやコード類を掛ける。
- キッチン: 軽量のキッチングッズや布巾を掛けるフックとして、上の棚にはスパイスなどを置く。
また、今回は木材そのままのナチュラルな仕上げを想定しましたが、お好みの色に塗装したり、ステインで木目を生かした仕上げにしたりするのもおすすめです。マスキングテープやウォールステッカーで壁をデコレーションしてから棚を取り付けるのもおしゃれですね。
まとめ
今回は、ドライバーだけで簡単に作れるキーフック付き飾り棚のDIYをご紹介しました。難しい工程はなく、短時間で完成させられるため、DIY初心者の方にぴったりのアイテムです。
鍵の置き場所に困っていた方も、壁面を有効活用したい方も、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。ご自身の手で作った家具は、きっと愛着がわくはずです。次のDIYへの一歩を、この小さな飾り棚から踏み出してみませんか。