【初心者向け】ノコギリ不要！簡単おしゃれなラダーシェルフDIY
「何かDIYを始めてみたいけれど、難しそう」「工具を扱うのが不安」と感じているDIY初心者の方へ。今回は、ノコギリを一切使わずに、手軽におしゃれなラダーシェルフを作る方法をご紹介します。
ラダーシェルフは、壁に立てかけるだけで手軽に設置でき、場所を取らずにおしゃれな収納やディスプレイを楽しめるアイテムです。シンプルな構造なので、DIYがはじめての方でも比較的簡単に挑戦できます。
この記事でご紹介する方法なら、木材のカットはホームセンターにお任せできるため、ご自宅でノコギリを使う必要はありません。お子様が小さく、大きな音や粉じんが気になるご家庭でも、安心して作業に取り組んでいただけるでしょう。
完成すれば、お部屋のコーナーに飾るだけで、まるでカフェのようなおしゃれな空間が生まれます。ぜひ、この機会に簡単なDIYに挑戦して、世界に一つだけのオリジナルシェルフを作ってみませんか。
このDIYのおおよその所要時間目安: 実作業時間 約1〜2時間（接着剤の乾燥時間を除く）
必要な材料と工具
このDIYに必要な材料と工具は以下の通りです。どれもホームセンターや100円ショップなどで手軽に入手できるものです。
材料
- 木材（柱用）:
- ラダーシェルフの高さとなる、同じ長さの木材 2本
- おすすめは、断面が正方形に近い角材（例: 20mm×30mm程度）。軽量で加工しやすく、安定感もあります。長さはお好みで調整してください。
- 木材（棚板用）:
- 棚板となる木材 必要な枚数分
- 棚板の幅は、柱となる木材の幅に合わせて調整してください。厚すぎない板（例: 9mm～12mm程度の板材）を選ぶと軽量に仕上がります。
- ポイント: 木材のカットは、購入するホームセンターのカットサービスを利用しましょう。作りたいラダーシェルフのサイズに合わせて、必要な長さにカットしてもらえば、ノコギリを使う手間が省けます。事前に設計図を作成し、正確なサイズを測っておくことが大切です。
- 木工用ボンド（強力タイプ）:
- 木材同士をしっかりと接着するために使用します。速乾性のあるタイプを選ぶと、作業時間を短縮できます。
- （必要に応じて）細い釘やビス:
- 接着剤での固定に加えて、より強度を高めたい場合に使用します。必須ではありません。
- （塗装する場合）水性塗料、刷毛またはローラー、マスキングテープ、新聞紙やビニールシート:
- お好みの色に仕上げたい場合に使用します。初心者には匂いが少なく、扱いやすい水性塗料がおすすめです。
工具
- メジャー: 木材のサイズを測ったり、棚板を取り付ける位置に印をつけたりする際に使用します。
- 鉛筆: 木材に印をつけるために使用します。
- サンドペーパー（紙やすり）:
- 木材の切断面や表面のささくれを滑らかにするために使用します。（粒度180〜240番程度）
- クランプ（木材固定用）:
- 接着剤が乾くまで木材同士をしっかりと固定するために使います。いくつかあると便利です。大きめの洗濯バサミのようなものでも代用できる場合がありますが、木工用クランプが最も効果的です。
- あると便利なもの:
- 軍手、保護メガネ（木くずや塗料から目を守る）、ゴムハンマー（軽く叩いて位置を調整する際に）
作り方/手順
さあ、材料と工具が揃ったら、早速ラダーシェルフを作ってみましょう。以下の手順で進めてください。
- 設計図の確認と木材の準備:
- ホームセンターでカットしてもらった木材が、設計図通りのサイズか確認します。
- 木材の切断面や表面をサンドペーパーで丁寧に磨き、ささくれがない滑らかな状態にします。特に切断面は、接着強度に関わるため重要です。
- 組み立て場所の確保:
- 広くて水平な場所を選び、新聞紙やビニールシートを敷いて作業スペースを確保します。接着剤や塗料が付着するのを防ぎます。
- 棚板の取り付け位置に印をつける:
- 柱となる長い木材2本を、完成時のラダーシェルフの開き具合を想定して並べます。
- メジャーと鉛筆を使い、棚板を取り付ける位置に印をつけます。等間隔にしても、下に行くほど間隔を広くするなど、デザインはお好みで。
- 棚板を接着剤で固定する:
- 棚板を取り付ける位置に、木工用ボンドを塗布します。塗りすぎず、薄く均一に塗るのがコツです。
- 印をつけた位置に合わせて棚板を置き、クランプでしっかりと固定します。柱材と棚板がずれないように注意してください。
- 全ての棚板を同様に固定します。
- 接着剤が完全に乾くまで待つ:
- これが最も重要なステップです。製品パッケージに記載されている乾燥時間を守り、接着剤が完全に固まるまで触らずに待ちます。乾燥時間は湿度や温度によって変動しますので、余裕を持って時間を確保してください。
- ポイント: 乾燥が不十分だと、完成後にぐらついたり、棚板が外れたりする原因になります。
- （必要に応じて）補助的な固定:
- 接着剤が完全に乾いた後、より強度が必要な場合は、細い釘やビスを使って補助的に固定します。電動ドライバーがあれば便利ですが、手回しドライバーでも可能です。木材が割れないように、下穴を開けるなどの工夫をするとより丁寧です。
- （塗装する場合）塗装する:
- 接着剤が完全に乾いたら、お好みの色に塗装します。塗りたくない箇所（例えば、壁に立てかける面など）にはマスキングテープを貼っておくと良いでしょう。
- 塗料が完全に乾いたら完成です。
安全に関する注意点
DIYを安全に行うためには、いくつかの注意点があります。特に小さなお子様がいるご家庭では、作業中や完成後に十分な配慮が必要です。
- 作業場所の管理: 作業中は、お子様やペットが近づかないように注意してください。接着剤や工具などを誤って口にしたり、怪我をしたりする危険があります。可能であれば、別の部屋で作業するか、作業中は見守りをお願いしましょう。
- 工具の正しい使用: サンドペーパーで木材を磨く際、ささくれに注意して軍手などを着用しましょう。クランプで木材を固定する際は、指などを挟まないように気をつけてください。もし釘やビスを使用する場合は、電動工具の取り扱いに十分注意し、保護メガネを着用しましょう。
- 接着剤・塗料の換気: 接着剤や塗料を使用する際は、必ず換気を十分に行ってください。小さな空間での作業は避け、窓を開ける、換気扇を回すなどして空気を入れ替えましょう。使用後の塗料缶や刷毛の処理方法も確認しておきましょう。
- 完成品の安全対策: ラダーシェルフは壁に立てかけて使用するため、転倒する可能性があります。特に小さなお子様が触ったり、登ったりする可能性がある場合は、壁に固定するなどの転倒防止策を検討してください。市販の家具転倒防止グッズなどを活用するのも良い方法です。また、棚板に重すぎるものを乗せると不安定になることがあるため、適度な重量に留めてください。
- 木材の取り扱い: 木材の端材などで怪我をしないよう、作業後はすぐに片付けを行いましょう。
完成品のポイント/応用
完成したラダーシェルフは、様々な用途で活躍します。
- おしゃれなディスプレイ: お気に入りの雑貨、観葉植物、本などを飾って、見せる収納として楽しめます。
- 実用的な収納: キッチンでスパイスラックとして使ったり、玄関で鍵や小物を置いたり、洗面所でタオル置きにしたりと、アイデア次第で様々な場所で活用できます。
- 簡単なアレンジ:
- 棚板にフックを取り付けて、鍵や小物を吊るせるようにする。
- 塗装の色を変えたり、ステンシルで模様を入れたりして、オリジナリティを出す。
- 一番上の段にグリーンを飾るための小さな鉢受けを取り付ける。
シンプルながらも存在感のあるラダーシェルフは、お部屋のアクセントにもなります。
まとめ
今回は、ノコギリを使わずにできる、初心者向け簡単ラダーシェルフのDIYをご紹介しました。木材カットをホームセンターにお願いすれば、ご自宅での作業は接着と組み立てが中心となり、DIYのハードルを大きく下げることができます。
はじめてのDIYで完成した家具は、きっと特別な愛着が湧くはずです。安全に注意しながら、ぜひDIYの楽しさを体験してみてください。そして、完成したラダーシェルフで、お部屋をもっと快適でおしゃれな空間にしてください。
もし、今回のラダーシェルフ作りでDIYの楽しさを感じたら、次に挑戦したい簡単DIYを見つけてみるのも良いかもしれません。「はじめてのDIY家具ガイド」では、初心者向けの様々な家具の作り方をご紹介しています。