【初心者向け】ノコギリ不要!100均木材とボンドで作る簡単おしゃれな救急箱(薬箱)DIY
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今回の記事では、DIYが全く初めての方でも気軽に挑戦できるよう、ノコギリを使わずに作れる簡単でおしゃれな「救急箱(薬箱)」のDIYをご紹介します。
子育て中のご家庭では、いざという時のために薬や絆創膏などをまとめて置いておきたいものですよね。既製品の救急箱も良いですが、ご自宅のスペースに合わせたサイズで作れたり、お好みのデザインにできたりするのがDIYの魅力です。
今回は、主に100円ショップで購入できる木材と木工用ボンドを使って、シンプルで使いやすい救急箱を作ります。特別な工具はほとんど不要ですので、ぜひ挑戦してみてください。
このDIYのおおよその所要時間目安は、作業自体で約1時間~2時間、ボンドの乾燥時間を含めると数時間~半日程度です。
このDIYで作る救急箱の魅力
- ノコギリ不要で安全・手軽: 木材のカットが不要、またはカッターや手で折れるタイプの木材を選べば、ノコギリを使う不安なく作業できます。
- 主に100均材料で低コスト: 手軽に手に入る材料で、費用を抑えられます。
- シンプルでおしゃれ: 塗装や取っ手を変えれば、どんなインテリアにも馴染むデザインにできます。
- 実用的: 常備薬や応急処置セットをまとめて収納できます。
必要な材料と工具
このDIYに必要な材料と工具をご紹介します。ほとんどのものが100円ショップで揃えられます。
材料
- 木材: 救急箱のサイズに合わせて、箱の側面、底、蓋になる木板を数枚。
- 例:100円ショップなどで販売されている、数枚セットになった木板や、カット済みの板材。作りたいサイズに合わせて選び、必要な枚数を購入してください。ノコギリを使いたくない場合は、あらかじめ希望のサイズに近いものを選ぶか、店舗のカットサービスを利用すると良いでしょう。
- 木工用ボンド: 速乾タイプがおすすめです。
- 蝶番(ちょうつがい): 小さめのもの。蓋を取り付けるために使います。2個程度。
- 細い釘または木ネジ: 蝶番を取り付けるためのもの。または、蝶番によっては付属している場合もあります。
- サンドペーパー(紙やすり): 木材の表面を滑らかにするために使います。目の粗さが違うものを数種類用意すると良いでしょう(例:#120〜#240程度)。
- 塗料またはワックス(任意): お好みの色や質感に仕上げたい場合に。水性塗料や木工用ワックスが初心者向けです。
- 取っ手や留め具(任意): 蓋を開けやすくしたり、閉めたりするために。小さなものを選びましょう。
工具
- 木工用ボンド(材料としても使用)
- ドライバー: 蝶番や取っ手をネジで取り付ける場合に使います。
- 金槌(かなづち): 細い釘を使う場合に使います。
- クランプまたは重石: 木材をボンドで接着する際に、しっかりと固定するために使います。大きめの洗濯ばさみなども代用できます。
- 定規、鉛筆: 寸法を測ったり印をつけたりするために使います。
- カッターナイフまたは木材が手で折れる場合: 木材を自分でカットする場合に使用。タイトルに「ノコギリ不要」とあるため、簡単なカットで済む、またはカット不要な材料を選ぶ前提です。
- 軍手: 作業中の怪我防止のために着用をおすすめします。
- 古い新聞紙やシート: 作業場所を汚さないために敷きます。
作り方/手順
さっそく救急箱を作ってみましょう。ボンドの乾燥時間を含め、焦らずゆっくりと作業を進めてください。
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材料の準備とカット:
- 購入した木材を、作りたい救急箱のサイズに合わせて準備します。箱の側面(前後2枚、左右2枚)、底、蓋の合計6枚が必要です。
- ノコギリを使わない場合、購入時に希望サイズにカットしてもらうか、簡単に手で折れるタイプやカッターで切れるタイプの木材を選びましょう。カッターで切る場合は、定規を当てて何度も筋をつけ、最後に力を加えて折ると比較的きれいに切れます。
- 木材の切り口や表面にささくれがあれば、サンドペーパーで丁寧に磨いて滑らかにしておきます。
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箱の側面を接着する:
- まず、箱の側面の板を組み立てます。底板の上に側面の板を立てて接着する方法と、側面の板同士を先に接着する方法があります。初心者の方には、側面の板同士を「コの字」または「四角」に先にボンドで接着し、後から底板を付ける方法が比較的簡単かもしれません。
- 木材の断面に木工用ボンドを塗ります。塗りすぎるとはみ出して処理が大変になるため、適量を塗り広げます。
- ボンドを塗った面同士を合わせ、クランプや重石を使ってしっかりと固定します。直角になっているか確認しましょう。
- ボンドが完全に乾くまで、パッケージの表示に従って十分な時間を取ります。乾燥が不十分だと、箱の強度が弱くなってしまいます。
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底板を接着する:
- 側面の箱が乾いたら、底板を取り付けます。
- 箱本体の下端または底板の側面にボンドを塗り、位置を合わせて接着します。
- ここでもクランプや重石でしっかりと固定し、ボンドが完全に乾くまで待ちます。
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箱の表面を整える:
- 箱の形ができたら、全体をサンドペーパーで丁寧に磨きます。角を丸めたり、表面をツルツルにすることで、仕上がりが格段にきれいになります。
- ボンドのはみ出しがあれば、乾く前に拭き取るか、乾いてから削り取ります。
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塗装またはワックスを塗る(任意):
- お好みに合わせて、箱本体と蓋に塗装またはワックスを塗ります。
- 新聞紙などを敷いた上で作業し、塗料やワックスのパッケージに書かれた乾燥時間を守ります。重ね塗りする場合は、一度目が完全に乾いてから行いましょう。
- 塗装すると木材の保護にもなります。
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蓋を蝶番で取り付ける:
- 箱本体の後ろ側と蓋の後ろ側に、蝶番を取り付ける位置を鉛筆で印をつけます。
- 蝶番の穴に合う細い釘や木ネジを使って、ドライバーや金槌で取り付けます。ネジの場合は下穴を軽く開けるとスムーズに作業できますが、100均木材のような柔らかい木材であれば不要な場合もあります。
- 蝶番を取り付ける際は、蓋がスムーズに開閉できるか確認しながら位置を微調整します。
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取っ手や留め具を取り付ける(任意):
- 必要に応じて、蓋を開けやすくするための取っ手や、中身が飛び出さないようにする留め具を、ネジなどで取り付けます。
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完成:
- 全ての工程が終わったら、ボンドや塗料が完全に乾燥していることを確認し、完成です!
安全に関する注意点
DIYを安全に進めるために、以下の点に注意しましょう。特に小さなお子様がいるご家庭では、安全対策をしっかりと行ってください。
- 作業場所の確保: 換気の良い場所で、床に新聞紙やシートを敷いて作業しましょう。お子様やペットが近づかないように注意してください。
- 工具の安全な使い方: ドライバーや金槌を使う際は、軍手などで手を保護しましょう。金槌を使う際は、指を打たないように注意が必要です。使用しない工具は安全な場所に片付けてください。
- 木材の取り扱い: 木材にはささくれがある場合があります。作業前やサンドペーパーがけの際は、軍手を着用し、ささくれに注意してください。
- ボンド・塗料の取り扱い: 木工用ボンドや塗料は、使用上の注意をよく読んで換気を十分に行いましょう。使用後はしっかりと蓋を閉め、お子様の手の届かない場所に保管してください。
- 作業中の休憩: 集中力が切れると怪我の原因になります。適度に休憩を取りましょう。
- 完成品の保管: 完成した救急箱(薬箱)は、お子様が誤って開けたり、中身を取り出したりしないよう、必ずお子様の手の届かない高い場所や鍵のかかる棚に保管してください。中身の薬類も、子どもの誤飲がないよう管理を徹底することが最も重要です。
完成品のポイントと応用
シンプルに木の色を活かすのも良いですし、お好みの色で塗装したり、ステンシルなどで文字を入れたりするのも素敵です。蓋の裏側に絆創膏などを収納できるポケットを取り付けても便利ですね。
今回ご紹介した箱の作り方を応用すれば、サイズを変えて小物入れや道具箱など、様々な収納アイテムを作ることができます。
まとめ
今回は、100円ショップの材料を使い、ノコギリ不要で簡単にできる救急箱(薬箱)のDIYをご紹介しました。
特別な技術や工具がなくても、丁寧な作業を心がければ、実用的でおしゃれな家具を自分で作ることができます。この経験を活かして、ぜひ次のDIYにも挑戦してみてください。
はじめてのDIY家具ガイドでは、これからも初心者の方に向けた簡単でおしゃれなDIYアイデアを発信していきます。ぜひ他の記事も参考にしてください。