【初心者向け】ノコギリ不要!100均材料とボンドで簡単!おしゃれな黒板メッセージボード&小物掛けDIY
はじめてでも安心!簡単おしゃれな黒板メッセージボード&小物掛けを作ろう
ご家庭のリビングや玄関で、ちょっとした伝言を残したり、鍵やアクセサリーを掛けておくのに便利な黒板メッセージボードと小物掛け。市販品もありますが、「はじめてのDIY家具ガイド」では、初心者の方でも手軽に作れる方法をご紹介します。
このDIYの魅力は、なんといってもノコギリを使わないこと。主に100円ショップで手に入る材料と木工用ボンドで完成できるので、工具の扱いに不安がある方や、集合住宅にお住まいで騒音が気になる方にもおすすめです。
今回ご紹介する黒板メッセージボード&小物掛けは、シンプルながらおしゃれで実用的。家族への伝言や、買い物リスト、忘れてはいけないメモなど、アイデア次第で様々な使い方ができます。
おおよその所要時間は、乾燥時間を除けば1〜2時間程度。週末の短い時間でも挑戦できます。
必要な材料と工具
作業を始める前に、以下の材料と工具をご準備ください。どれも比較的安価で手に入れやすいものです。
材料
- 木板: お好みのサイズと厚さのもの。100円ショップで販売されている木板や、ホームセンターのカットサービスを利用した集成材などがおすすめです。完成サイズに合わせて選びましょう。
- 黒板シート: 貼るだけで黒板になるシートです。100円ショップや文具店などで入手できます。木板のサイズに合わせて選びます。
- 木工用ボンド: 木材や金具の接着に使用します。速乾タイプが便利です。
- フックまたは金具: 鍵や小物を掛けるためのものです。デザインや必要な数に応じて選びましょう。木工用ボンドでしっかりと接着できるタイプが初心者には扱いやすいです。
- (お好みで)塗料またはニス: 木板の色を変えたり、保護したりしたい場合に用意します。水性のものが匂いも少なく扱いやすいです。
- (お好みで)チョーク: 完成した黒板に文字を書くために必要です。
工具
- カッターナイフ: 黒板シートをカットするために使用します。
- 定規: 黒板シートを正確にカットしたり、位置決めしたりする際に使用します。
- ヘラまたは定規の側面: 黒板シートを貼る際に空気を抜くために使用します。
- 当て木: 必要に応じて、ボンドで固定する際に使用すると安定します。
- 雑巾や濡れ布巾: ボンドのはみ出しなどを拭き取るために用意します。
- サンドペーパー(紙やすり)(お好みで): 木板の表面を滑らかにしたい場合に使用します。
作り方/手順
ここでは、基本的な黒板メッセージボード&小物掛けの作り方をステップごとに解説します。
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木板の準備(お好みで)
- 購入した木板の表面がざらついている場合は、サンドペーパーで軽く磨き、滑らかに整えます。粉が出ますので、作業場所を汚さないように注意し、終わったら拭き取りましょう。
- 木板の色を変えたい場合や、木材を保護したい場合は、ここで塗料やニスを塗ります。一度に厚く塗らず、薄く塗り重ねると綺麗に仕上がります。塗料が完全に乾くまで待ちましょう。
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黒板シートのカット
- 木板のサイズに合わせて、黒板シートをカッターナイフと定規を使って正確にカットします。木板よりもわずかに小さめにカットしておくと、貼った際に端が剥がれにくくなります。カッターを使う際は、下にカッターマットなどを敷き、怪我をしないように十分注意してください。
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黒板シートを貼る
- 黒板シートの裏面の剥離紙を少しだけ剥がし、木板の端に合わせて貼り付けます。
- 少しずつ剥離紙を剥がしながら、ヘラや定規の側面を使ってシートの中心から外側に向かって空気を押し出すように丁寧に貼り進めます。空気が入ると見た目が悪くなるので、焦らずゆっくりと作業しましょう。
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フックまたは金具を取り付ける
- 取り付けたい位置に印をつけます。鉛筆などで軽く印をつけると良いでしょう。
- フックや金具の接着面に木工用ボンドを適量塗ります。つけすぎるとはみ出して見た目が悪くなるので注意してください。
- 印をつけた位置にフックまたは金具をしっかりと貼り付けます。
- ボンドが完全に乾くまで、動かさないように固定します。テープで仮止めしたり、当て木などを使って重しを乗せたりすると安定します。ボンドの乾燥時間は、製品によって異なりますが、数時間から一日程度かかる場合がありますので、パッケージの指示に従ってください。
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仕上げ
- ボンドが完全に乾いたら、黒板にチョークで試し書きをしてみて、問題なく書けるか確認します。
- 壁に設置する場合は、適切な壁掛け金具(石膏ボードピンなど、壁の種類に合ったものを選びましょう)を使って取り付けます。水平器があるとまっすぐに取り付けられます。
これで、簡単おしゃれな黒板メッセージボード&小物掛けの完成です!
安全に関する注意点
DIYを安全に行うために、特に以下の点に注意してください。
- カッターナイフの扱い: 刃は非常に切れやすいです。使用時以外は必ず刃をしまい、カットする際は指を切らないように十分注意してください。小さいお子さんがいる場所での作業は避け、保管場所にも気を配りましょう。
- ボンドの使用: 木工用ボンドは比較的安全な材料ですが、使用中は換気を十分に行いましょう。皮膚についた場合はすぐに洗い流してください。
- 塗料やニスの使用: 塗料やニスを使用する場合は、製品の注意書きをよく読み、換気の良い場所で作業してください。必要に応じて手袋を着用すると良いでしょう。使用後の刷毛なども適切に処理しましょう。
- 作業場所の確保: 安全に作業できる十分なスペースを確保し、材料や工具を整理整頓して行いましょう。不要なものが散乱していると、つまずいたり怪我をしたりする原因になります。
- 壁への取り付け: 完成品を壁に取り付ける際は、壁の構造(石膏ボード、木の間柱など)を確認し、適切な方法で固定してください。耐荷重を確認し、重いものを掛けすぎないようにしましょう。特に小さなお子さんがいるご家庭では、外れたり倒れたりしないよう、安全対策をしっかり行ってください。フックの先端が鋭利な場合は、お子さんが触れない高さに取り付けるなどの配慮も大切です。
完成品のポイントと応用アイデア
完成した黒板メッセージボード&小物掛けは、様々な使い方ができます。
- メッセージボードとして: 家族間の伝言、今日のやることリスト、買い物リストなどを書いて、情報共有に活用できます。
- 小物掛けとして: 玄関に設置して鍵やエコバッグを掛けたり、洗面所でアクセサリーの一時置き場にしたり、子供部屋でメダルや小物を飾ったり。フックの数や位置は自由に決められます。
- おしゃれなインテリアとして: ボードの色やフックのデザインにこだわれば、お部屋の雰囲気に合わせたおしゃれなアクセントになります。ドライフラワーを飾ったり、小さなグリーンを添えたりするのもおすすめです。
- 応用アイデア:
- マグネット対応にしたい場合は、黒板シートを貼る前に木板の上に薄いスチール板やマグネットシートを貼っておくと、マグネットも使えるようになります。
- 複数作って縦や横に並べたり、サイズ違いでいくつか作って組み合わせたりするのも楽しいでしょう。
- ペンやチョークを置いておくための小さなトレーやペン立てを、ボードの下に取り付けるのも便利です。
まとめ
今回は、ノコギリを使わずに100均材料とボンドで簡単に作れる、おしゃれな黒板メッセージボード&小物掛けのDIYをご紹介しました。特別な工具や技術はほとんど不要で、初心者の方でも手軽に挑戦できるのが魅力です。
DIYの第一歩として、ぜひこの黒板メッセージボード作りから始めてみてください。自分の手で作った家具は、きっと愛着がわき、日々の暮らしをより豊かにしてくれるはずです。
「はじめてのDIY家具ガイド」では、これからも簡単で安全なDIY家具の作り方をご紹介していきます。他の記事もぜひ参考にしてみてください。DIYを通して、心地よい暮らしを実現するためのお手伝いができれば幸いです。