【初心者向け】突っ張り棒と板で簡単!おしゃれな隙間収納棚DIY
はじめに:突っ張り棒と板で叶える、お手軽隙間収納
「家のちょっとした隙間を有効活用したいけれど、大がかりなDIYは難しそう…」 「工具を使うのはなんだか怖いし、時間もあまりかけられない…」
もし、あなたがこのように感じているなら、突っ張り棒と板を使った収納棚はぴったりのDIYアイデアです。この方法なら、ノコギリなどの特別な工具は不要で、短時間でおしゃれな棚が完成します。洗面所のタオル収納や、トイレの小物置き場など、デッドスペースになりがちな狭い場所で活躍します。
今回は、突っ張り棒と板を組み合わせるだけの、とても簡単で安全な隙間収納棚の作り方をご紹介します。おおよその所要時間は、準備を含めても30分程度です。
必要な材料と工具
このDIYで使う材料と工具はとてもシンプルです。
材料
- 突っ張り棒:
- 設置したい場所の幅に合わせて選びます。数本必要になります。
- 棚として使う場合は、ある程度の耐荷重があるタイプを選ぶと安心です。パッケージに記載されている耐荷重を確認しましょう。
- 白色や木目調など、インテリアに合わせて色を選ぶことができます。
- 棚板:
- 突っ張り棒の上に載せる板です。軽量で、突っ張り棒の間隔に合わせてカットしやすいものがおすすめです。
- 厚みが薄すぎるとしなってしまう可能性があるため、用途に応じて適度な厚み(例えば5mm〜9mm程度)のものを選びましょう。
- ホームセンターでは、希望のサイズに木材をカットしてもらえるサービスがあります。ノコギリを使いたくない場合は、このサービスを利用すると良いでしょう。集成材やMDF材などが加工しやすく、価格もお手頃です。
- (必要に応じて)滑り止めシートまたは両面テープ:
- 棚板が滑るのが心配な場合に使用します。100円ショップなどでも手軽に入手できます。
工具
- メジャー: 設置場所の正確な寸法を測るために使います。
- 鉛筆またはチャコペン: 棚板をカットする際の印付けに使います(ホームセンターでカットしてもらう場合は不要です)。
- (必要に応じて)水平器: 突っ張り棒をまっすぐに設置できているか確認するためにあると便利です。スマートフォンのアプリでも代用できます。
作り方/手順
とてもシンプルなたったの3ステップです。
- 設置場所の寸法を測る:
- 棚を設置したい場所の幅と、作りたい棚の奥行き(=棚板の奥行き)をメジャーで正確に測ります。
- 複数の棚を作る場合は、それぞれ高さの寸法も測っておきましょう。
- 突っ張り棒の長さが、測った幅に対応しているか確認してください。
- 棚板のサイズは、測った奥行きと、設置したい幅から数ミリ引いた長さで用意します(突っ張り棒の内側に収まるようにするため)。ホームセンターでカットしてもらう場合は、この寸法を伝えましょう。
- 突っ張り棒を設置する:
- 測った高さに、突っ張り棒を平行になるように設置します。
- 棚板を安定させるために、突っ張り棒は最低2本、棚板の奥行きや用途に応じて3本以上設置するとより丈夫になります。
- 複数の突っ張り棒を使う場合は、間隔が均等になるようにすると、棚板が安定しやすくなります。
- 水平器がある場合は、突っ張り棒が水平になっているか確認しましょう。
- 突っ張り棒の取り付け方(回して固定するなど)は、製品の説明書をよく読んで行ってください。しっかりと固定できていることを確認します。
- 棚板を載せる:
- 設置した複数の突っ張り棒の上に、用意した棚板を静かに載せます。
- もし棚板が動きやすい場合は、突っ張り棒の上に滑り止めシートを敷いたり、棚板の裏に両面テープを貼って固定したりすると良いでしょう。
- これで完成です!
安全に関する重要な注意点
簡単であるとはいえ、安全に注意してDIYを行うことは非常に重要です。特に小さなお子様がいるご家庭では、以下の点に十分注意してください。
- 耐荷重を必ず守る: 突っ張り棒のパッケージに記載されている耐荷重は必ず守ってください。それ以上の重さのものを載せると、落下して怪我をしたり、床や壁を傷つけたりする可能性があります。
- 不安定な場所には設置しない: 突っ張り棒は、しっかりと固定できる壁面間に設置してください。石膏ボードなど、壁の素材によっては十分な固定力が得られない場合があります。設置する壁面の強度を確認しましょう。
- 定期的に緩みがないか確認する: 突っ張り棒は時間とともに緩むことがあります。定期的にしっかりと固定されているか確認し、必要に応じて締め直してください。
- 子どもの手の届く範囲に注意する: 小さなお子様が棚にぶら下がったり、棚の上のものを引っ張ったりすると、棚ごと落下する危険があります。子どもの手の届かない高さに設置するか、安全柵を設けるなどの対策を検討してください。
- 重いもの、壊れやすいものは置かない: 万が一の落下に備え、ガラス製品などの壊れやすいものや、頭に当たると危険な重いものは置かないようにしましょう。
- 設置場所の特性を理解する: 湿気の多い場所(洗面所など)では、カビの発生や材料の劣化に注意が必要です。通気性を良くしたり、防水・防カビ加工された材料を選んだりすることも検討してください。
完成品のポイントと応用アイデア
このDIY棚は、シンプルながら非常に実用的です。
- 実用性: 洗面所でのタオルや洗剤のストック、トイレでのトイレットペーパーや掃除用品、キッチンの軽い調味料や保存容器など、様々な場所の隙間収納として活躍します。
- デザイン性: 選ぶ棚板の色や素材、突っ張り棒の色によって、お部屋の雰囲気に合わせたおしゃれな棚を作ることができます。木材に塗装したり、リメイクシートを貼ったりするアレンジも可能です。
- 応用:
- 突っ張り棒を増やすことで、よりしっかりした棚にできます。
- 棚板を使わず、突っ張り棒の上にワイヤーネットやカゴを乗せて収納することも可能です。
- 数段重ねて、簡易的なオープンラックのようにすることもできます。
まとめ
今回は、DIY初心者の方でも手軽に挑戦できる、突っ張り棒と板を使った隙間収納棚の作り方をご紹介しました。特別な工具や技術は不要で、短時間でお部屋の隙間を有効活用できるおしゃれな棚が完成します。
ご紹介した安全に関する注意点を守りながら、ぜひ挑戦してみてください。この簡単なステップを踏み出すことで、きっとDIYの楽しさを感じていただけるはずです。次はどんなDIYに挑戦してみましょうか?